【今回の記事の結論】
- 投資する前に生活防衛資金を確保する
- 投資するならNISA・iDeCoの活用は必須
- 優先すべきはつみたてNISA
小金持ちになるために、
①平均よりも少し少ない支出
②平均よりも少し多い収入
そして次は、
③平均よりも少し高い利回りです←今回はこの部分を解説
これで小金持ちにどんどん近づくで。
次はいよいよ最後のステップです。
日本人には苦手な人が多い『投資』です。
【こちらを見てない人はこちらから】
『再現性のある方法で「小金持ち」を銀行員が目指す!小金持ちになるには何をすべき?』
『【小金持ちになる第一歩】平均よりも少し少ない支出にするに何をすべき?』
『【稼ぐと小金持ちにグッと近づく】私は毎日笑顔で過ごすために本業収入をアップさせた』
上記のグラフからわかる通り、相変わらず日本では過半数以上が現預金です。
日本人は現預金が大好き。
株式や投資信託はたった14.3%………。
「Why Japanesepeople!」
- 投資をしないと資金が効率的に増えないことが理解できたから
- 一時的に損をすることはあっても、長期運用すればプラスになると思っているから
- 世界経済は、これからも右肩上がりで経済成長すると思っているから
では、私がした投資について解説していきましょう!
【投資を詳しく知りたい方はこちら↓】
『【現役銀行員が解説】投資は怖い?その恐怖は投資を知らないことが理由かも』
『【夢を見すぎの人は要注意】投資でサラリーマンFIREは無理?その方法はむしろ不幸せに!』
目次
貯蓄だけでは小金持ち到達は無理
そもそも何で投資をする必要があるのでしょうか?
できるのであれば、安心安全で高利回りの商品を買って、確実に増やしたいと思いませんか?
一昔前であれば、元本保証にもかかわらず年利5%以上という魅力的な商品がありましたし………。
しかし、残念ながら今はそんな商品はありません_| ̄|○
今は銀行に預けたところで、金利は何と年率0.001%(普通預金金利)!!!
定期預金でも年率0.002%と金利がついてんの?ってレベルです。
100万円を1年間銀行に預けて定期をしても、たった20円の利息(しかもここから税金が引かれます………)
普通の会社員が、支出削減と収入増加だけで小金持ちになるのは至難の業や。
預金の場合、老後までに5,000万円以上純資産がある小金持ちになるためには、毎月どれくらい貯蓄する必要があるでしょう?
何と毎月10万5千円を40年間積み立てて、ようやく5,000万円に到達します(金利は年利0.002%)。
若い時は給料も少ないし。
厳密に言うと、退職金があるので実際は毎月6~8万円くらいです。
それでも一部の高収入の人を除いて非現実的なレベルです。
これからわかるように、普通の人では貯蓄だけでは小金持ちになるのは無理なんです。
ですので、小金持ちになるには投資は必須です!
まずは生活防衛資金を確保する
貯蓄をしても小金持ちになれないので、私はさっさと投資をしようということになりました。
しかし、投資をする前にすべきことがあります。
それは生活防衛資金を確保するということです。
生活防衛資金を確保しないで投資をしてしまうと、もし急な入用があった時は投資資金を取り崩すことになります。
するとこんな問題があります。
- 暴落していたら、損してでも取り崩す必要がある
- 複利の効果が見込めない
- 投資の習慣が身につかない
すぐに投資する精神はとても大事ですが、まずは生活防衛資金の確保が必須。
目安としては、会社員なら生活費の半年分程度です。
ここはお金の専門家によっても結構幅があります。
短い人で3ヶ月、長い人だと2年分とかなり範囲が大きいです。
心配性の人は多めの生活防衛資金を確保したらええ。
私が銀行預金で確保した生活防衛資金は、生活費の半年分です。
そこはすでにクリアしていたので、すぐに投資をスタートしました。
つみたてNISAを活用して、毎月コツコツ投資する
生活防衛資金が貯まったら、ついに投資です。
私がまずしたのはつみたてNISAの活用。
NISAにはつみたてNISAと一般NISAの2種類があります。
【私がつみたてNISAにした理由】
- どのお金の本でも薦めているのはつみたてNISA
- そもそもまとまった投資資金がなかった
- 投資にそんなに時間を割きたくなかった
つみたてNISAは、最初に何に投資をするかを決めてしまえば後は自動的に積立するだけ。
投資した感想は『めっちゃ楽やん』ってこと。
積立設定後は、雨の日も風の日も雪の日も暑い日も………。
ずーーっと自動で積立するだけ。
逆に暇すぎて、これでええの?って思ってまうわ。
- 投資資金 891千円
- 評価額 1,095千円
- 利回り 23.0%
今のところ、できすぎの結果です!
これとは別に、妻でもつみたてNISAをしています。
余裕があったので、iDeCoにも満額投資する
夫婦でつみたてNISAを満額(40万円×2)しましたが、もっと投資に回せるなという状況でした。
ですので、税制がお得な『iDeCo』をしようと決意しました。
iDeCoとは簡単に言うと『自分年金』のようなものです。
自分で何に投資するかを選び、60歳以降に年金のように分割で受け取るか、一括で受け取れます。
【iDeCoのメリット】
- 掛け金が全額所得控除(税金が安くなるよ)
- 運用益は非課税(約20%の税金が不要)
- 受給時は税金がかかるが、所得控除が受けられる(受け取る時も税金控除)
メリットは大きいですが、こんなデメリットがあります。
【iDeCoのデメリット】
- 60歳まで解約が原則できない(解約はほぼムリゲー)
- 受け取る時は税金がかかる(税金控除もあるけどね)
- 運用がうまくいかず、損することもある(投資と同じ)
私はメリットの方が大きいと思ったのでiDeCoも開始しました。
私の場合、できる満額は月12千円。
後は公務員もやな。
iDeCoについては、好き嫌いがあるでしょう。
そもそも60歳まで資金を拘束されるのが悩みどころです。
ただ、それでも多くの人にとってはお得な制度であることは変わりありません。
私がiDeCoをしようと思ったのは、もちろん税金控除があることですが、それ以外には『年金の足しになる』という理由が大きいです。
私の場合、妻はパートなので、年金受給額は夫婦で月20万円くらいの予定です。
しかし、もらえる年齢のころにはもっと減ると思います。
そのためのiDeCoは年金補填という位置づけです。
- 投資資金 276千円
- 評価額 337千円
- 利回り 22.1%
月にたった12千円ですので、金額は少額です。
それでも60歳までにコツコツ積み立てることで、受け取る時は600万円を超えます。
元金が331万円に対して、運用益が288万円もあります。
これが複利の効果です。
自分の味方にしてな。
最近では受取時期が60歳から65歳に引き伸ばされました。
そこまで積み立てると、900万円弱になります。
不安な老後資金は、iDeCoをうまく活用すれば心強いですね。
ジュニアNISAにもぶち込んだ
昇進と副業、支出を抑えたことで毎年、これだけ投資ができるように。
- つみたてNISA40万円×2
- iDeCo14万4千円
- 合計94万4千円
これでもまだ余力がありました。
そこで、ジュニアNISAも始めることにしました。
2023年12月末までの期間限定やけど、これも運用益が非課税になるお得な制度や。
余裕がある人は検討してや。
【ジュニアNISAの内容】
- 利用できる人は未成年(18歳未満)がいる親
- メリットは配当金・分配金、運用益が非課税
- 年間80万円が上限
- 期間2023年12月末まで
以前は使い勝手が悪い制度でした。
それは子どもが18歳になるまでは、払い出しができないということ。
使い勝手が良くなった理由は『制度廃止』です。
制度が廃止となることで、2024年以降はいつでも解約が可能に!
私がジュニアNISAを始めたのは2022年になってからです。
- 元金 546千円
- 評価額 564千円
- 利回り 3.2%
まだ始めたばかりであることと、最近の株式市場が不安定なので利回りは大したことありません。
まあ、その内大きくなってくれると期待しています。
優先するならどれ?
実際にしてみて感じた優先順位はこんな感じです。
- つみたてNISA
- ジュニアNISA
- iDeCo
期限付きにジュニアNISAよりも、つみたてNISAを優先させるのは
- つみたてNISAにも期限があるから(2042年まで)
- 自動積立できるので、感情に左右されないから
期限付きなのはつみたてNISAも同じです(将来、変わるかもしれませんが)。
後、よほどの上級者以外はどうしても感情が邪魔をします。
価格は常に、値上がり値下がりを繰り返すので、
「今買ってもいいのでだろうか?」と悩むことになります。
ですので、まずはつみたてNISAで投資に慣れて、資金余力があればジュニアNISAをしましょう。
ジュニアNISAは新規投資できる期間は残り2年もないので短いですが、そこは割り切りです。
将来のことも大事ですが、今を犠牲にはしたくないですからね。
投資する時に注意すべきこと
つみたてNISA、iDeCo、ジュニアNISAをしていますが、するならなるべくお得にしたいものです。
そこで、私が注意した点について説明します。
【注意したこと】
- 銀行窓口には行かない
- 流行りの投資をしない
- 短期的な売り買いをしない
銀行窓口には行かない
投資するにあたって、手数料は低ければ低いほどいいです。
投資信託でかかる手数料は、『売買の時』『保有している時』『売却する時』の3つがあります。
銀行窓口ではこれらの手数料が高いので、対策は『近づかないこと』。
では、どこで買うべきかというと『ネット銀行』です。
ネット銀行であれば、保有している時しか手数料がかかりません。
銀行窓口と比較すると、下手したら100分の1くらいや。
ネット銀行だと積立がクレカ支払いでもでき、そこでまたポイントがもらえ、かつ、ポイントで支払うこともできます。
一番オススメなのはSBI証券で、次は楽天証券です。
投資をするなら、いずれかの証券会社で行いましょう。
【まとめ】
- 銀行窓口は手数料が高い
- ネット銀行なら、クレカ支払いで積立ができる
- ポイントで積立もできる
『投資は絶対にネット』。
銀行や証券会社の窓口で買うのはあり得ません。
流行りの投資をしない
NISAをすると言っても、何に投資をするかは迷うところです。
投資信託の運用方法には大きく分けて、『パッシブ運用』と『アクティブ運用』の2種類があります。
- パッシブ運用とは、目標とする指数(日経平均株価やS&P500)に連動する成果を目指す手法。
- アクティブ運用とは、指数を上回る成果を目指す手法。
せやけど、実際はパッシブ運用の方がリターンが高いケースが多いんや。
パッシブ運用の方が手数料が圧倒的に低いので、結果的にリターンも高くなるケースが多いです。
よく聞く、インデックス投資もパッシブ運用です。
私は主にアメリカの株価指数であるS&P500に連動する投資信託を購入しています。
SNS等を見ていると、別の投資で自分よりももっと儲かっている人たちがいます。
そういう投資に目移りすることもあります。
ただ、流行りの投資で長期間リターンを出すケースはないと思っています。
資産の10%程度は個別株やコモディティ等にも投資していますが、基本的には王道で投資しています。
【まとめ】
- 全世界株や米国株のインデックス投資をする
- SNS等で見た目新しい投資をしない
- インデックス投資以外をするなら、投資金額の10%以内にする
短期的な売り買いをしない
投資する際に、絶対に味方につけなければならないものがあります。
それは『複利』です。
複利の効果については先ほどお話しした通りですが、これを台無しにすることがあります。
それは短期売買。
この複利の効果は、期間が長いほど大きくなります。
雪だるまが少しずつ大きくなるようなイメージです。
10年では約60万円の差ですが、20年になると300万円以上に大幅な差となります。
複利はすごい効果があるので、絶対に味方に付けましょう。
目的はあくまで小金持ちになること。
ですので、ゆっくりじっくりコトコト成長させていっています。
【まとめ】
- 複利は投資をする上で絶対に味方につける
- 複利の効果は時間とともに大きくなる
- 短期売買は複利の効果を無効にする
以上が私が投資をする上で注意していることです。
他にもありますが、特にこの3点は守った方がいいですよ。
まとめ
【今回の記事のまとめ】
- 投資をする前に生活防衛資金を確保する
- 投資をするならNISA・iDeCoの活用は必須
- 優先すべきはつみたてNISA
私が本格的に投資を始めたのは2019年です。
0だった投資金額が2年半で400万円弱まで増加しました。
評価益だけでも80万円もあります。
今のところうまく行きすぎですけどね………。
必ず大暴落はありますし、投資金額が半分になることもあるでしょう。
ただ、目的は老後に小金持ちになること。
これからもコツコツ投資を続けていこうと思っています。
ありがとうございました。