バンクくん
今回の記事の結論
- 紙の通帳を発行すると手数料がかかる
- 2年間使用していない口座に手数料がかかる
- 銀行員は私なら楽天銀行に変える
主に都銀や大手地銀で手数料の改悪がありました。
改悪の内容としては2つあって、1つが『通帳』を発行する際に、500円~1,000円程度の手数料がかかるというもので、もう1つが使っていない口座を持っているだけで手数料がかかるというもの。
一昔前なら、銀行にお金を預けていれば年利5%以上の利息が付いていましたが、今ではたった0.002%!!!
これだと1億円を1年間預けても、たった2千円しか増えません😞
しかも、せっかくの利息2千円から税金が約20%持ってかれます。
銀行に預けてもお金が増えないにもかかわらず、手数料はちゃっかり増えます。
しかも、通帳発行だけで5,000万円を1年間預けた利息分持ってかれるんですよ、、、
使っていない口座なんて、あなたも持っていますよね。
そこで今回の記事では、手数料導入の背景や改悪のポイント、利用者はどうすべきかについて解説します。
この記事を参考に、上手に銀行と付き合っていきましょう。
ムダなお金は1円たりとも払わない!!!
こういった小さなことの積み重ねが、将来大きな結果につながるんやで。
【併せて読みたい】
目次
手数料導入の銀行業界の背景
通帳には紙代や印紙税等の多額のコストがかかっています。
銀行全体で印紙税は年間700億円。
私が勤務する銀行でも数千万円と聞きました。
バンクくん
また、マネーロンダリングに対する規制が厳しくなりました。
マネロンで問題になるのは、あまり動きがない通帳です。
使わない通帳をどうするのかは、どの銀行にとっても何とかしたい課題です。
また、コロナ禍によりデジタル化が進んだことも理由です。
デジタル化が進み、若い人を中心に銀行の口座は紙からデジタル(アプリ)に移っています。
【通帳発行に手数料を徴求する背景】
- 印紙税等のコストの問題
- マネーロンダリングの不正口座の問題
- 紙の通帳からアプリに移行
以前は印紙税のコストの問題だけでしたが、今は犯罪ができにくい体制に銀行はしておかないといけないことから、通帳発行によりコストがかかっています。
コストが増加している中で、デジタルが進んだことにより、銀行としても導入しやすかったでしょう。
紙の通帳発行手数料の内容
【紙の通帳の発行手数料】
- 紙の通帳を発行する場合にかかる
- 未成年や高齢者は無料
- 手数料は550~1,100円(税抜き)
銀行によって内容がかなり変わります。
取引のある銀行のHPで確認しましょう。
紙の通帳を発行する場合にかかる
大部分の銀行は、手数料導入後に作成した通帳のみに手数料がかかります。
しかし、一部の銀行では手数料導入前に作成した通帳にも手数料がかかかる点が要注意。
未成年や高齢者は無料
大体この2パターンにわかれます。
- 18歳~74歳の人に手数料がかかる
- 70歳未満の人に手数料がかかる
いずれにしても、高齢者は無料になっています。
銀行も鬼ではなさそうです。
手数料は550円~1,100円(税抜き)
手数料金額は銀行によって違います。
かかるのは新規発行時と通帳繰越時です。
バンクくん
私の見解としては、導入する銀行は徐々に増加していくと見ています。
増加する理由は、時代の変化(ペーパーレス化・環境への配慮・デジタル化)からです。
お金ですらデジタル化の構想があるので、通帳もデジタル化に移行していくことは間違いありません。
未利用口座管理手数料とは
【未利用口座管理手数料】
- 2年以上使っていない普通預金口座
- 一定の条件で対象外も
- 手数料は1,200円(税抜き)
- 残高が0になると強制解約
対象外の条件は、
- 定期預金や投資信託がある人
- 取引銀行に借入がある人
- 残高が1万円以上の人
銀行によっても多少違うので、取引銀行のHPで確認してみて下さい。
未利用口座管理手数料は全ての銀行はまだ導入していませんが、私は全ての銀行が導入するようになると思います。
それだけ不正口座に対する対策が必要になっているためです。
バンクくん
ムダな手数料を払わないためにも、使っていない口座は解約しておきましょう。
銀行利用者はどうすべき
【利用者が取るべき行動】
- 銀行口座をまとめる
- 紙通帳をやめる
- ネット銀行に変更する
銀行口座をまとめる
使っていない口座が複数ある方は、これを機会に口座をまとめましょう。
私のオススメは2~3行に絞ること。
複数口座があっても、基本的にメリットがありません。
むしろ集中した方が、銀行のサービスは手厚くなります。
バンクくん
銀行は今後もどんどん手数料を増やしていきます。
早めに行動することをオススメします。
紙通帳をやめる
あなたが使っている通帳も、そのうち手数料が取られる可能性があります。
ですので、今から紙通帳とはおさらばしましょう。
バンクくん
ネットバンキングに申し込むことをオススメします。
今後はネットバンキングが、よりお得になってきます。
ネットバンキングであれば、過去の取引履歴は何年もさかのぼることができ、かさばりません。
取引銀行のネットバンキングの内容を確認してみましょう。
ネット銀行に変更する
ネット銀行は通常の銀行よりも商品内容が充実しています。
楽天銀行は金利やポイント、セブンのATMも無料で使用できるのでお得です。
銀行口座は基本的に楽天銀行1行で充分です。
バンクくん
通常の店舗がある銀行に慣れている人からすると、ネット銀行は抵抗があるかもしれません。
ただ、実際に使うと便利すぎて、通常の銀行口座なんていらないと思うようになります。
スマホで簡単に口座は開設できますので、いいなと感じたら行動しましょう。
まとめ
銀行の通帳の有料化について押さえておきたいポイントを解説しました。
【今回の記事の結論】
手数料導入の背景
- 銀行全体で印紙代が700億円かかっている
- 不正口座の利用防止
- 時代の流れ
紙の通帳発行手数料
- 新規で紙の通帳を発行した場合
- 未成年や高齢者以外は手数料がかかる
- 手数料は550円~1,100円(税抜き)
未利用口座管理手数料
- 2年以上使っていない普通預金口座を持っている場合
- 手数料は1,200円(税抜き)
銀行利用者が取るべき行動
- 銀行口座をまとめる
- 紙通帳をやめる
- ネット銀行に変更する
銀行は収益環境も非常に厳しいです。
そのため、今後も手数料を増やしていく可能性が非常に高いです。
手数料で損をしないためにはネット銀行1択です。
バンクくん
賢く銀行と付き合っていきましょう。
以上です。
ありがとうございました。
未利用口座管理手数料は定期預金があれば対象外になるので、いくつかの地方銀行窓口で定期預金を¥1だけ入れています。こんな抜け道があるなんて、銀行側も優しいというかアホというか…三菱UFJ銀行はATMで¥1定期預金ができますので、ぜひやってみてください。窓口テラーには変な目で見られますが、手数料対策のためです。恥を忍んで実践しましょう。
コメントありがとうございます。
確かにその通りですね。
銀行もそんなメンタルの強い人は想定してないのでしょう。