バンクくん
今回の記事の結論
- 銀行の来店客数は10年前と比較して4割減
- 銀行の収益環境は厳しく、人件費を削減したい
- 昼休業の店舗は今後も増加するため、ネット銀行に変更することをオススメ
久しぶりにお昼の休憩時間に銀行に行ったら閉まってた。
こんな経験ありませんか?
ここ最近、昼休業を取る銀行が増えています。
今では、空いている店舗の方が少ない状況です。
バンクくん
ただ、残念ながら昼休業の流れは増えることはあっても減ることはありません。
ですので、『銀行は9時から15時まで営業している』という考えから、『昼の時間は銀行も閉まっている』に変える必要があります。
銀行も人繰りが大変なんや。
銀行が昼の時間を休業しているからといって、怒っても状況は変わりません。
ユーザーは、昼の時間が閉まっていることを踏まえて、今後どういう行動を取るべきかを考える必要があります。
まずは事実をしっかり押さえて、どのように行動すべきかを一緒に考えましょう。
銀行はここ最近で大きく変わってきています。
早く対応しないと、どんどん銀行が使いにくくなっちゃいますので、しっかり押さえましょう。
目次
昼休業導入の背景
【昼休業を導入した背景】
- 来店客数は年々減少傾向
- 銀行の収益環境は厳しい
- コロナ禍で人繰りも厳しい
昼休業を導入している背景は、主に上記3つの理由があります。
昼休業はお客さまからすれば、何一つメリットはありません。
バンクくん
銀行としてもやむを得ずしている苦肉の策です。
以下から、3つの理由の詳細を見ていきましょう。
来店客数は10年前と比較して4割減少
来店客数は年々減少しています。
減少している理由はデジタル化が主な要因です。
私が勤務する銀行でも、10年前と比較し来店客数は4割も減少していました。
バンクくん
今後ますますデジタル化は進んでいきます。
銀行がデジタル化に力を入れていることや、お客さまも便利だからです。
あなたもわざわざ銀行の窓口に行くことって減っていませんか?
バンクくん
私は銀行員なので、毎日銀行に行っていますが、最後に銀行に行ったのは半年程度前です。
そもそも銀行の窓口には行かないほうがいいですよ。
【併せて読みたい】
『1億円貯めたければ銀行に近づくな!もしかしたらあなたはカモネギかも』
昔はお金を増やすためには、銀行や郵便局でした。
しかし、今ではお金を増やすためにはネット証券を活用すること。
慣れていない人には難しいかもしれませんが、一度してみると、簡単さ、手軽さに驚きます。
してみると、大体大したことないねん。
銀行の収益環境は厳しい
私が入行したときは、「銀行に就職したら安心だね」と言われていました。
しかし、今では「銀行に就職して大丈夫?」と言われる時代です。
すでに地銀の約4割は赤字の状況。
バンクくん
最近は合併や統合をしている銀行も増えてきました。
日銀の政策もあり、今後も合併や統合は増加していくでしょう。
バンクくん
銀行でも経費で一番大きいのが人件費です。
昼の時間は交替で昼休憩を取るので人員が手薄になります。
昼休業をすれば手薄の時間がなくなり、人員を減少させることができます。
バンクくん
昼休憩のために、窓口には少し多めの人員が必要です。
これが昼休業をすることで、昼の交代がなくなるので、窓口係が6人でもよくなるで。
銀行の収益低下から、ずっと銀行員で働くのは難しくなっています。
銀行員は副業や転職をしないとまずいでしょうね。
私は副業で、自分の小遣い程度は稼いでいます。
いまや、大企業が潰れる時代やからな。
柱を増やしていこーな。
【関連記事】
『【現役銀行員が解説】銀行がしている店舗内店舗って何?メリット・デメリットは?』
『【副業しない銀行員はヤバイ】銀行員こそ副業すべき理由5選ーーばれないように副業をするには?』
コロナ禍で人繰りも厳しい
昼休業を取り入れる銀行が増えたのは、コロナ禍の後。
主な要因はスプリット勤務等で、支店の人繰りが大変なためです。
また、コロナの影響でデジタル化が一気に進んだことも要因です。
バンクくん
かと言って、コロナが収束すれば昼休業がなくなるかと言われると、私はそのまま続くと思います。
デジタル化が進んでいることと、銀行の収益は今後も厳しいためです。
それに、どこの銀行でも昼休業を導入していることで、お客さんも「昼は銀行も休みだ」と認識するようになりました。
いずれにしても、早くコロナを気にしないでいい世の中になって欲しいものです………。
利用者の取るべき行動
昼休業の対策のために、銀行に行かなくても問題がないようにしておきましょう。
【取るべき行動】
- ネットバンキングを利用する
- キャッシュレス決済を利用する
- ネット銀行を利用する
ネットバンキングを利用する
今ではネットバンキングを利用すれば、ほとんど銀行に行く必要はなくなります。
個人であれば、ネットバンキングの手数料は無料。
バンクくん
いつでも好きな時に取引状況がわかりますし、振込等の手数料も安くなります。
これからは紙の通帳にもお金がかかるようになりますので、ネットバンキングは必須ですよ。
『【銀行手数料の改悪】銀行の通帳がついに有料化に!押さえておきたいポイントを解説』
キャッシュレス決済を利用する
税金の支払いで銀行に来店される方も結構います。
今ではPayPayで税金も支払えるようになりました。
【支払い可能な税金(一部)】
以前はクレジットカードのみの支払いで、別途手数料がかかっていました。
PayPayで支払えるようになってから、手数料がかからなくなったのはうれしいですね。
1つだけ注意点があります。
PayPayで払うと領収書が発行されません。
気にされない方は、PayPayで払うのが便利ですよ。
納付書をかざすだけですからね。
ちなみに私は副業の税金はPayPayで支払っています。
いつでも払えるのがいいですよ。
ネット銀行を利用する
ネット銀行であれば、そもそも来店する必要がありません。
銀行にとって人件費がかからないので、ネット銀行は預金金利が高いことが特徴です。
傾向としては、メガバンクやメガ地銀が金利が低くて、小規模な銀行の方が金利が高く、一番高いのはネット銀行です。
メガバンクよりも小規模な銀行の方が金利が高いことを意外に感じるかもしれません。
小規模な銀行の方が金利が高い理由は、高くしないと預けてくれる人が少ないからです。
バンクくん
私は楽天銀行を使っていますが、セブンイレブンで無料で引き出しできます。
ただ、取引に応じて無料で引き出しできる回数は決まっています(最小で月1回)。
併せて楽天証券に開設し、資産運用をすれば手数料が非常に安いのでオススメです。
【楽天銀行がオススメの理由】
- セブンイレブンで無料で引き出しが可能(最小で月1回まで)
- 振込も手数料無料(最小で月1回まで)
- 普通預金金利が300万円までは0.1%(大手の5倍)
- やたら貯まり、使い勝手がいいポイント
【関連記事】
『【銀行手数料の改悪】銀行の通帳がついに有料化に!押さえておきたいポイントを解説』
まとめ
最近銀行で増えてきた『昼休業』について導入理由や利用者が取るべき行動を解説しました。
【今回の記事の結論】
昼休業導入の背景
- 来店客の減少
- 厳しい収益環境
- コロナ禍
利用者が取るべき行動
- ネットバンキングの利用
- キャッシュレス決済の利用
- ネット銀行の利用
私のオススメは楽天銀行を利用することです。
併せて楽天証券も開設して、運用は楽天証券で行うことで手数料がお得です。
銀行は今、まさに大転換時代。
どんどん変わっていっています。
その際に損をしないように、ポイントを押さえて行動しましょう。
以上です。
ありがとうございました。