【今回の記事の結論】
- 銀行の手数料はバカ高い
- 銀行員にも儲かる商品はわからない
- 正しい情報は本やYouTubeで手に入る
あなたは銀行に行きますか?
この回答に「YES」の方はかなりヤバイです。
以前であれば銀行に行かないといけないケースもあったでしょう。
でも今は銀行に行かないとできない手続きなんてほとんどありません。
銀行に行くだけで、時間、そしてお金もムダです。
しかし、いまだに来店される人も。
ただ、銀行員をしている私は断言します。
FIREになりたければ『銀行に近づくな!』
銀行員は金融商品を販売しようと、あなたに来店してもらおうとします。
銀行で金融商品を買ってしまったばっかりに、せっかくの退職金が大きく減った人もいます。
ですので、お金持ちになりたければ絶対に銀行に行ってはいけません。
そのポイントをわかり易く解説していきましょう。
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目次
資産1億円を持っている世帯はわずか2.7%
野村総合研究所によると、2021年時点で純金融資産が1億円以上の世帯はわずか2.7%。
円グラフを見てわかるように、圧倒的に純金融資産が3千万円未満の人が多いです(私ももちろんここ)。
普通のサラリーマンで1億円以上持っとる人は、大企業の役員クラスの超エリートやで。
当たり前ですが、1億円以上の富裕層に私のような一般庶民はほとんどいません。
ただでさえ1億円以上の純金融資産を保有するのは難しいのに、銀行に近づくとその夢は終わります。
以下から近づいてはいけない理由を解説します。
銀行の手数料は高い
何と言っても銀行の金融商品は手数料が高いです。
- 投資信託であれば購入時に1%~3%
- 一時払い保険であれば購入時に5%前後
購入時だけでこんなに手数料が取られます。
投資信託の場合は他にも、こんな時に手数料がかかります。
- 保有している時
- 売却した時
とはいえ、商品によっても手数料は違いますし、最近は銀行でも購入時に手数料がかからないものも増えてきました。
しかし、それでもネット証券(楽天証券やSBI証券)には勝てません。
わずか数%の差ですが、期間が長くなればなるほど複利の効果で大きな差が出ます。
年利5%やと4,160万円やけど、
年利3%になると2,910万円になる。
2%の違いで何と1,250万円も減るんやで。
あの天才アインシュタインは複利についてこう言っています。
複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う
手数料にこだわらないとお金は貯まりません。
とはいえ100点満点を目指す必要はありません。
作業に費やす時間との兼ね合いも含めて、80点くらいを目指しましょう。
銀行員にも儲かる商品はわからない
「銀行員なら儲かる商品がわかる」
こう考えている人は意外に多いです。
私も銀行員と言う職業柄、お客さんから結構な頻度で聞かれます。
ただ、残念ながら儲かる商品は誰にもわかりません。
そんなもんはないっちゅーことをしっかりと理解することやで。
銀行員は資産運用について勉強しますし、自分でも購入している人が多いので、普通の方よりは投資について確かに詳しいです。
ただ、詳しいことと儲かることは別の話です。
投資の世界で絶対に儲かる商品はありません。
絶対に儲かる商品があるなんて勘違いをしていると、必ずどこかでカモられます。
誰かの知識で楽に儲かるなんて思っとると、そりゃまずいで。
あんたはカモネギ状態になっとるがな。
投資の世界に絶対はないと認識しましょう。
正しい情報かわからない
銀行員が正しい情報を言っているのかはわかりません。
これはなにも銀行員が嘘を言っているというわけではありません。
銀行員も意外と知らないことが多いもの。
運用商品の知識はあるけど、ネット証券の手数料を知らない行員もいます。
あなたに商品を勧めている銀行員は、本当にいい商品だと思って販売していることもあります。
ただ、残念ながら本当にいい商品は銀行の窓口にはありません。
また注意がいるのが、銀行都合で金融商品を販売される場合です。
- ノルマがあるので、とりあえず当たり障りのない商品
- 人気の商品は銀行が売りたい商品
- 顧客が好きなのは流行っているもの
最近は金融庁が厳しく見ていることから、手数料目的で販売することは減りました。
ただ、銀行にとって手数料は大きな収益源ですので、注意が必要です。
商品は流行りで選ばずに、手数料が低いインデックスファンドを選びましょう。
人のせいにしてしまう
銀行に行って投資商品を買って損したら、銀行員のせいにしたくなります。
しかし、投資は自己責任です。
最終的に買うと判断したのは『あなた』です。
人のせいにするのを避けるには、銀行に行かずにネットで投資信託を購入すべきです。
今は本やYouTubeでいくらでも勉強できますよ。
【オススメ書籍】
他責思考の人は何をやってもうまくいかないもの。
他人の意見を鵜呑みにし、失敗すると人のせいにするのは楽ですが、成長することはありません。
資産運用でも他責思考はやめましょう。
まとめ
【今回の記事の結論】
- 銀行の手数料はバカ高い
- 銀行員に儲かる商品はわからない
- 正しい情報は本やYouTubeで手に入る
銀行員だからこそ、こう思います。
『銀行に多額のお金を預けるな!』
自分で金融の知識を高めて、賢くお金を貯めましょう。
あなたのお金を一番大切にしているのはあなたなのですから。
以上です。
ありがとうございました。